その4~NPO活動で「市民の力をどう生かすか?」~
これまでの、NPO活動から「まちづくりは人」という思いが強かった。田村明さんの「横浜のまちづくり」や、アメリカサンフランシスコのNPOの実態調査から、NPOは決していいことだけではないと思っていた。行政と市民との関係、団体と個人の関係など、事業を進めるには、まず人がいて、思いがあって、それを事業化する意思と能力が必要。社会に貢献する意思がなければ続かない。ただ、困っている人を助けたいという動機だけではできない。困っている人の裏には何があるのか、何がそうさせているのか、どうすれば困ったことを乗り越えて、人として生きていけるのか。現実の問題に直面するだけに容易なことではない。だから、始める人は覚悟が必要だし、強い意志の継続がいる。私は、NPOの主体にはなれないが、砂川の「地域交流センター」を計画し実行に移すことに、この市民によるまちづくりの力をそのエネルギーとして生かして、市民のお金をかけて造る施設が長く、喜ばれ、利用されることを最大の目標と考えていた。
〇どうすれば市民が動いてくれるか?
以前の道庁改革(未来セミナー)などの経験から、計画は市民とともに創りはじめなければ、市民の協力は得られないと思っていた。砂川の場合、計画はすでに出来ており、市民の方々の協力を得るのは難しいと感じていた。
平成14年に基本設計は作成したが、積み残した施設の運営の進め方について悩んでいた。動き出したのは、その運営を担う組織の核として、信頼のできる人材、まちづくりに係る実践をしている人、施設の運営を担ってくれそうな方の選定で、これまでの実績のある人材として、まず、市の総合計画にかかわった経験のある、当時砂川パークホテルの社長をされてる山下眞史氏に声をかけることにした。
山下氏を候補にしたのは、仕事は中央緑化土木の経営者で、ホテルは無報酬のボランティアとして経営に参加しており、前任の福田氏や市議の小黒氏からも推薦されていたこともあり、まず最初に声をかけた。豊沼のご自宅へ訪問し、新たにできる施設の内容、運営を市民組織で担いたいことなどお話しした。山下氏は身を乗り出し、全面的に協力してくれるといってくれた。
お会いして話すと、すぐにアクションプランを求められた。他のメンバーは、これまで砂川で色々な活動を担ってきている方をリストアップし、山下さんや小黒さん、助役などと相談し、実際に動いていただけそうな方に直接個々にお会いし、説明して了解を得られた方にお願いした。商工会に所属する砂川で古くから酒屋を経営する、石狩川のいかだ下り(下覧櫂)に所属する石家裕二さん、「あじさいの会」代表やフラワーコーディネーターで活躍する多比良桂子さん、子供会の活動や社会福祉協議会の委員をしているお米屋さんを営む西川悦郎さん、音楽鑑賞会に関わり経営する喫茶店でコンサートを主催する藤田諄さん、文化協会の理事で障がい者のNPOの理事をしている工藤公人さん、看護師で「砂川気功の会」の活動をしている井上宏美さん、砂川の新名所アップルガーデンを経営するリンゴ生産者の三谷将さん、音楽協会の会長をしている医師の小林公民さん、商工会議所や青年会議所に所属し、地域FMに関わり、設備建設業専務の其田勝則さん、元小学校校長で子育て支援活動をしている藤岡等さんの11名にお願いして、快く参加していただくことになった。
砂川商工会議所青年部 FM-G スカイ放送平成14年10月~平成15年3月放送
〇14回目 1月6日(火)午後10時
「夢で逢いましょう」コーナー ゲスト:小林公民さん 小林産婦人科院長
産婦人科のお医者さんになったきっかけ・開院時等お産にまつわる話 感動物語・1万人の出産、元気な子供を産む秘訣・妊婦の役割、性病の恐ろしさ・・・特に若年層に注意を促す
〇22回目 平成14年3月2日(火)午後10時
「夢で逢いましょう」コーナー ゲスト:渡辺克生さん 砂川市役所 建設水道部技監
砂川駅東部開発の今までの流れと今後の展望、運営協議会準備会の協議内容の説明、今後の行政の役割・市民の役割について、2年間の砂川生活で感じる事、砂川の良さ・悪さ、今後の砂川に期待する事
〇26回目 3月30日(火)午後10時
「最終回」青春ららばい総集編1年間ありがとうございました。本日の放送を持ってYEGの事業として終了致します。
来週からはリニューアルし、我々の仲間が毎週火曜日午後9時から「青春スイートナイト」が始まりますのでよろしくお願い致します。(西川、其田)
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