その8~駅東部開発~

〇私が、地域交流センターを中心とする砂川駅東部開発事業に係ったのは、たった2年間です。

 私の仕事は「駅東部開発」が担当で、すでに開発計画は出来上がりレールは引かれていた。計画は開発から取り残されていたJR跡地、現在の砂川駅東部地区の住宅地としての開発と、廃れつづける駅前商店街の再生だった。

 具体的な実施計画は、「まちなか居住」及び中心市街地活性化をすすめる事業として、平成12年に創設された国土交通省の補助メニュー「まちづくり総合支援事業」を利用するもの。この事業は市町村が中心になって短期間に多様な補助事業を活用し早期に成果を出す事業として、1/3の国庫補助を従来の補助基準に比べ運用しやすくしたメニューだった。

 事業は老朽した市民会館の機能を移転する地域交流センターの建設、砂川駅のあるJR線の西側の旧商店街の活性化と駅東部にある旧鉄道用地周辺の活性化などです。この東部地区は西側から連絡する自由通路を建設し、人の交通の確保することで、東部の活性化を図るもの。これ以外に自動車交通については、市道南一丁目線のJRアンダーパスの拡幅が計画されていた。このアンダーパスは老朽化が進んでいて、幅員が狭く片側通行となっていた。地域交流センターと自由通路は実現できたが、南1丁目線のアンダーパスは多額の費用が掛かることもありJRとの協議が進まなかったので、未だに実現していない。

 駅東部地区の開発は、その後、砂川市中心市街地活性化基本計画(5か年)が平成19年に策定され、まちなか居住促進として公営住宅2棟が建設され、危険物だったプロパンガスの貯蔵施設は移転し、後年に特別養護老人ホーム(H19年度)や病院住宅等の開発が進んだ。自由通路の建設では、何度もJR北海道本社へ市の河端さんたちと足を運んだ。駅東部開発では市の開発チームが実によく働いてくれた。


道営住宅三砂団地


市営住宅三砂団地


市立病院医師住宅3棟・特養「福寿園」建設現場(H29年度建設)


自由通路


南1丁目線


砂川駅周辺図

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